山口 昌一(やまぐち まさかず)


金融専門紙記者として、1985年のプラザ合意を経験。
ドル円相場が1ドル=240円から一気に120円まで大変動する現場に居合わせた。
当局者から、円を押し上げるために、積極的にドル売り・円買い介入していることを取材、
紙面上で当局の意図を披露した。

プラザ合意の意図を実現するために、ドル安・円高のオーバーシュートはあり得るとする当局と、
逆に、いかにもドル安・円高は行き過ぎとする霞ヶ関の温度差を感じ取る取材を続けた。
その後も、為替専門誌編集長として、為替市場の伸張を肌身を持って感じる取材を続け、
バブル崩壊後の日本の金融市場の衰退を見続けてきた。

また、金融政策を変更する時の当局の考え方を丁寧に分析、金融政策変更の可能性、時期をいち早く報道。
あるいは、当局の金融経済リポートの解説、経済指標の方向性などについても、当局に密接に取材した。
この結果、経済指標等の発表で、金融市場の過度の反応を防ぎたいとする当局の意図を紙面にて披露、
いわゆるアナリスト、エコノミストの事前予想とは異なる見方を金融市場に提供してきた。
その後も金融情報誌に、独自の分析記事を掲載、深読みでは他を凌駕している。

これまで、個々の株価については分析をしていないものの、 筆者の金融政策リポート、
あるいはわが国経済の動向リポート、あるいは国際リポートを読めば、株価の方向性がどうなるか、
あるいは個々の株価の行方についても透けて見えていたことは間違いない。
その意味で、市場取引を行う際の隠れたバイブル的要素のあるリポートでもあると言えよう。
そんな筆者が満を持して、プロにも負けない情報分析を個人投資家向けに幅広く提供する。


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